〜後編〜

前編の続き

 さて、せっかく富士急に来たからには避けては通れない道があります。それは「戦慄迷宮4.0」。所謂お化け屋敷です。
 簡単に昼食を済ませ、またしても2時間弱の行列に並ぼうとする一行。しかしここで残念なお知らせが、都ちゃんと真奈美がまさかの脱落です。お化け屋敷だけは絶対にダメということで2人は僕たちを廃病院の前に残して去ってしまいました…。残されたのは男性9人と女性2人。なんともテンションの下がる男女比ですがやむをえません。グー・チョキ・パーでグループを分けました。その結果は。
 
カンピオーネ グー
 弘喜、堀田、木村、ゆかちん
カンピオーネ チョキ
 恵良、森まさ、関、大地
カンピオーネ パー
 加口、三平、舞佳

 男4人って…。1マネ2人の脱落が痛いです。今回も適当に話してたら順番が来ました。

「お化け屋敷」


「ストレンジャーズ」

 
 歩行距離700メートル!世界で一番長いお化け屋敷。700メートルというと短いように感じますが、だいたい4,50分かかります。長いので途中で抜けられる脱出口も設けられています。
 このお化け屋敷はしょっちゅうテーマが変わっているらしいですね。今回のテーマは「ナナシノ シタイ」。病院の不祥事の隠ぺいのために多くの患者や職員が焼き払われた、後に残ったのは名もなき死体たちの怨念。確かこんな感じでした。
 
 中に入っていろいろ説明を受けて出発したのですが、いたる所から悲鳴が聞こえてきます。途中からは慣れましたけど流石に手が込んでいて怖かったです。関の悲鳴がしょっちゅう響き渡っていました。大地はジェットコースターの疲れが残っていたのでしょう。元気がありません。それと森まさの音に対する反応が良すぎて笑っちゃいました。そのレスポンス試合で見せろよ。
 それとマネ2人はというと、ゆかちんは終盤に僕が見た時は割と平気そうでした。脅かすなよコノヤローって感じでお化けに怒っていたような。それでも最初のうちは怖かったようで男性陣に寄り添っていたらしいです。木村にセクハラされてないか心配です。舞佳は足もとがおぼつかない感じでした。大丈夫かと危ぶまれたんですが、加口と三平の肩を借りてなんとかゴールまでたどり着けました。三平にセクハラされてないか心配です。
 これも結構みんな楽しめたと思います。みんなで行くとそこまで怖くないですし。ただこれ一人じゃたぶん無理ですね。バイオハザードとかの主人公ってすごいと思います。

 
 その後、都ちゃんと真奈美と合流。向かった先は、本日2度目のFUJIYAMAです。

「夜のFUJI-Q」

 またもや行列。1時間半待ちって言われて心が折れかけました。ところがうれしい誤算もあったもので40分ほどで順番が巡ってまいりました。
 まぁ、何度乗っても最初の急降下は慣れないですね。そのあともみんなで叫びっぱなしで、「ユニオン優勝するぞー!」、「彼女欲しいよ〜!」、「俺はチャラ男になる!」、などといろんな心の叫びが聞こえてきました。
 
 2回も乗って十分満足できたんですけど、終わってすぐまた乗り場に向かう関と森まさ、まさかの3回目突入です。
 今度も40分ほどで乗れました。すっかり外は薄暗くなってきました。頂上へ向かう間、きれいな夜景を堪能できたんですが、いかんせん肌寒い。
 今度は記念に写真を買うことにしました。みんなでそれぞれポーズを取ろうとしたんですけど、タイミングを間違えたのか後ろから木村の「うわマジミスったし」って声が聞こえてきました。案の定真顔で写ってましたね。それとフードをかぶって写った三平の不審者っぷりはなかなかのものでした。街を歩けば職質を受けるレベルです。
 


 もともとはFUJIYAMAで締める予定でしたが中途半端に時間が残ってしまいました。どうしようかと悩む僕たちの目の前にはメリーゴーランドが…。乗るしかない!
 えー、これは特筆すべき点のない一般的なメリーゴーランドです。写真だけ貼っておきます。大学生がちびっ子に紛れて場違いな感じがするのは否めません。

「白馬の幹事様」 「真奈美&都」
「男二人」 「恍惚の幹事長」




 まだちょっと時間があります。果敢にも元気な1年生たちは再びトンデミーナへ。弘喜・大地・恵良・都・真奈美は都ちゃんのリクエストにより次のアトラクションへ。

「パニックロック」

 時計を模したマシンで、縦一列に座ったまま360度回転を何度も繰り返すという実はなかなかハードなアトラクションでした。
 手前の列と奥の列がそれぞれ逆回転するんですけど男性陣と女性陣で別れて座りました。空中で会おうと約束して。微妙にロマンチックな計らいのように思われたんですけどそれどころじゃなかったです。お互い高スピードですれ違うわけですから僕の動体視力では二人を視認できませんでした。


 そんなこんなでお終いの時間が近づいてまいりました。次々にアトラクションが閉鎖していきます。名残惜しいですが帰る時間です。9:00オープンの18:00終了でしたので丸々9時間遊んだことになります。そのうち半分以上が順番待ちでしたが。それでも富士急は本当に楽しめました。たまには学校とかいろいろ嫌なことを忘れてはしゃぐのもいいもんです。でもまぁ、次は別の機会に行きましょう。やっぱり早稲田祭は早稲田祭で楽しみたいですしね。1年生よ、同じ失敗を繰り返すことなかれ。来年はフリマかなんかやってくれよ。
 
 あ、最後に集合の記念写真も載せときます(拡大可)。


「富士のポーズ」 「FUJI-Qを出る」


 富士急を出ました。ゆかちんが現地集合した関係で帰りのバスで一人だけ仲間外れになったんですけど、じゃんけんで森まさが勝手に負けてくれました。そしてみんなと離れてさびしそうな森まさの隣に座ったのは…、なんと外人!金髪の白人女性でした。やっぱりこういうところは天才ですね、持ってます。なんらかのコミュニケーションはあったのでしょうか?
 帰りのバスは流石にみんな疲れてぐったりしてました。関を除いて。次の日がもう学校ですから帰りたくなかったけどしょうがない、僕たちには新宿西口バスターミナルという名の現実が待っています。みんな連休が明けたら学校とかバイトとかなんやらかんやらあるわけです。ふと財布をのぞいてみると383円しか入っていませんでした。とりあえず僕はこの現実をどげんかせんといかんとです。
 
 何はともあれ、みなさんおつかれさまでしたー
終わり

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